10月18日 朗読会+演奏のお知らせ
朗読会+演奏
モスコウ、東京/1937-1941~赤松俊子と永井荷風の1937-1941~
1937年4月から1938年の1年、そして1941年1月からの約半年の赤松俊子のモスクワでの暮らし。
東京麻布の偏奇館での独居、そして、毎日のように浅草、吉原を徘徊する永井荷風の日常(日乗)は、東京大空襲で焼け出されるまで続いた。
丸木俊「女絵かきの誕生」と永井荷風の日記「断腸亭日乗」を中心に、1937-1941年をよみ/きく朗読公演です。
1937年7月7日 盧溝橋事件
日中戦争下の日本/東京
1941年6月 独ソ戦が始まる直前のモスコウ
10月 東条英機内閣の成立
そこには、どんな時間が流れていたのか
朗読は八怪堂、演奏は都幾川のほとりで行ない、ことばと楽器の音のそれぞれが、モスクワ/東京/中国…、同時に存在する異なる声を空間的に示すこころみです。
朗読の声が楽音となり演奏の音がことばとなる/1941年と2020年が通底する
<出演>
渡邉 悟(朗読)
髙瀬伸也(演奏:percussionなど)
<朗読作品名>
1. 丸木 俊『女絵かきの誕生』朝日新聞社(1977)
2. 永井荷風「断腸亭日乗」(1937&1939-1941年の日記から抜粋)岩波書店(1981)
3. 古川ロッパ『古川ロッパ昭和日記・戦中篇』晶文社(1987)(1941年の記述から抜粋)
4. 太宰治「待つ」(1942)
5. その他
〈会場〉
朗読:八怪堂
演奏:都幾川のほとりで
(雨天時は、新館での公演となります)
〈公演日時・時間〉
2020年10月18日(日)14:00-
公演時間:45分~1時間(予定)
<観覧料>
無料(ただし、美術館入場料は必要です。)
<参考>
私の企画公演は、ずっと以前から、丸木美術館の新館など屋内でやるときは、朗読者、演奏者は多くの場合、「おーい」と言うほど各コーナーに離され、観客席はその真ん中に、勝手な方向を向いて、パラパラと置かれていました。
屋外での公演では、演奏者は、都幾川を、足を濡らしつつ渡って中州に行き、そこでフルートを吹いたりしていました。
また観客数も、何の制限も加えたわけでは無いのにだいたいいつも3名以下です。
といったように極めて時代順応的な形態になっております。
<公演の内容についての問合せ>
ici-aillurs@an.em-net.ne.jp (高瀬)