第10回 澄和Futurist賞受賞のお知らせ
一般財団法人澄和の顕彰事業(後援:毎日新聞社)である「第10回 澄和Futurist賞」に、原爆の図丸木美術館が選ばれました。
https://www.towa.or.jp/action/futurist10
本日発表された受賞者は以下の通りです。
【澄和Futurist賞】
浅田 次郎 さん
奈良 美智 さん
原爆の図丸木美術館
【Next Futurist 奨励賞】
瀬尾 夏美 さん
【原爆の図丸木美術館の受賞理由】
原爆投下直後、広島出身の水墨画家・丸木位里氏は妻で洋画家の丸木俊氏と共に現地へ駆けつけ、救援活動に従事。自身の体験に加え、家族や人々の証言に耳を傾けながら被爆の惨状を絵に表し、30年以上かけて全15部の『原爆の図』を完成させました。
初期作品の完成後から全国170カ所以上の巡回展を開催し、その後はアメリカも含めた世界20カ国以上でも展示されるなど、他に類を見ない規模と内容で訴える反戦メッセージは、芸術性と共に高く評価されました。
核兵器に限らず人間がもたらす暴力がいかに人々を苦しめるか--さまざまな現実までも根底から問い直す力を持つ『原爆の図』を常設展示する美術館として、1967年の設立以来58年にわたり独自の平和活動を続けてきた唯一無二の存在です。
このたびご尽力くださった、澄和Futurist賞選考委員会、そして一般財団法人澄和事務局のみなさまには、心より御礼を申し上げます。