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追悼 池田龍雄さん

長野県御代田町のアトリエにて(2012年、撮影:岡村幸宣)

画家の池田龍雄さんが11月30日に亡くなられました。92歳でした。

池田さんは特攻隊員として17歳で敗戦を経験。1950年代には絵画によるルポルタージュの可能性を探り、炭鉱、基地闘争、 水爆実験、日本の再軍備など社会的なテーマを描いた作品を発表し、注目を集めました。

その後も美術界の第一線で活躍を続け、2005年からは丸木美術館の「今日の反戦展」(のち「今日の反核反戦展」に改称)に出品。針生一郎元館長亡き後の2012年から2017年までは、呼びかけ人も務めてくださいました。

2012年5月には、東京電力福島第一原発事故や、自身の特攻隊時代の記憶を主題にした作品を中心に、戦争や社会の歪みを見つめ、現代文明が抱えている問題をとらえなおす個展を丸木美術館で開催されました。

追悼の想いを込めて、長野県御代田町のアトリエで池田さんからお聞きした言葉を掲載します。展覧会の案内にも使わせていただいた、思い出深い言葉です。

芸術は心や魂の領域にあるのだから、
人々の意識に働きかけることによって
緩やかに間接的に
世界を変えることは可能だろう

革命は、血を流すことなく
時間をかけてゆっくり、
心と魂の側から
なされるべきだ

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