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企画展終了

開催日:2012年2月11日(土)~5月18日(土)

生誕100年 丸木俊 人間を描く

裸婦(解放され行く人間性) 1947年

丸木俊(赤松俊子)は、1912年2月11日に北海道雨竜郡秩父別村(現・秩父別町)に生まれました。
女子美術専門学校(現・女子美術大学)を卒業後、外交官の家庭教師としてモスクワに滞在し、 日本の統治下にあった「南洋群島」を巡った彼女は、異国情緒あふれる油彩画や絵本を発表して 「女絵かき」として次第に認められていきます。
1945年8月に原爆投下後の広島に駆けつけ、後に夫・丸木位里との共同制作《原爆の図》を発表。
被爆した人びとの肉体の痛みを描いた大作は、原爆表現が厳しく検閲されていた米軍占領下において、 多くの人に衝撃を与えました。

2012年は、丸木俊の生誕から100年という節目の年を迎えます。
生涯にわたって「人間」の本質を見つめ、鋭い観察眼と卓越した技量で「人間」を描き続けた彼女の画業を振り返り、 現代社会に生きる私たちに残されたメッセージを読み解きます。

前衛美術デモンストレイションをする俊、1947年


特別展示 

いわさきちひろエピゾグラフ作品
特別展示として、ちひろ美術館の協力により、俊と親しく交流し、のちに絵本画家として活躍した いわさきちひろのピエゾグラフ作品も紹介。二人の影響関係についても再考いたします。


会期中の催し物

丸木俊生誕100年記念対談
○2月11日(土)午後2時
 出演:丸木ひさ子(絵本作家、丸木俊の姪)、平松利昭(画家)
 ※午後1時から丸木俊絵本の朗読も行います。
 参加自由(当日の入館券が必要です)
 当日は、12時30分に東武東上線森林公園駅南口に美術館の送迎車が出ます。

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