企画展終了
開催日:2021年9月11日(土)~10月24日(日)
大垣美穂子 Milky Way before the beginning – after the end 2021
原爆の図丸木美術館では、2021年9月11日(土)から10月24日(日)まで、大垣美穂子による個展「Milky Way–before the beginning–after the end 2021」を開催します。銀河のような光を放つ人体をモチーフにした立体シリーズ「Milky Way」をはじめ、風に揺れる雁皮紙のドローイングシリーズ「Star Tales」や映像作品など、未発表作を含む約70点におよぶ、国内では初となる大規模個展となります。
大垣の作品を前にすると、国籍や文化背景を超えて、自己という輪郭と、他者という輪郭がおぼろげになり、鑑賞者それぞれの中に“真我”が息づくのを感じるでしょう。大垣は本展「Milky Way–before the beginning–after the end 2021」を通じて、画家の丸木位里・丸木俊夫妻が共同制作した「原爆の図」に代表されるように、これまで私たちがいかに人類の痛みや悲劇を超えて、新たな世代へと平和と希望を継承しようとしてきたか、民族間の争いや分断の議論の先に進んだ領域で、「それぞれが自己という個であり、同時に一つであり繋がっている世界をどう表現するか」ということについて問いかけます。
展示:田島孝通
協力:KEN NAKAHASHI
大垣 美穂子(おおがき・みほこ)
1973年富山県生まれ。1995年に愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業。1996年からドイツ国立デュッセルドルフ・クンストアカデミーに留学。2004年に同大学を卒業し、ドイツで活動した後、2010年に拠点を日本に移し活動しています。
主な展覧会に、「immortal moment」(個展、KEN NAKAHASHI、東京、2019年)、「THE BODY ―身体の宇宙—」(町田市立国際版画美術館、東京、2019年)、「Soft Landing」(個展、Gallery Voss、デュッセルドルフ、2018年)、「Eternal Moment」(個展、44er Haus、レオンディング、2015年)、「project N 54 大垣美穂子」(個展、東京オペラシティアートギャラリー、東京、2013年)、「No Man’s Land」(フランス大使館、2010年)など。
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