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12月10日「変化のかけら ー 丸木美術館建物調査から見えてきたもの」オンラインイベント

12月10日(土)午後2時より、オンラインにて、丸木美術館の建物の歴史を読み解くトークイベントを開催いたします。

原爆の図丸木美術館は、画家の丸木位里と丸木俊が、共同制作の「原爆の図」を展示するために建設し、何度もくりかえし改築と拡張を行ってきた美術館です。 しかし、近年は老朽化が進み、絵を守る性能を高めるための改修工事を行うことが決まっています。

そこで、建築家の齋賀英二郎さんと八木香奈弥さんにお願いして、これまでの美術館の歴史と現在の状況を調査し、画家や絵とともに変化を続けてきた美術館の建築を記録にとどめる作業を行ってきました。

この美術館には、よく観察すると、一見、不思議な部分がたくさんあります。 人ひとりがようやく通れるすき間、階段の途中にある物置、壁のあいだに差しこまれた収納、途中で変わる床の高さ、ふさがれたいくつもの開口部などなど。 それらは丸木美術館の 55 年の経験であり、多彩な「ノイズ」となって美術館に表情を与えています。

今回のオンライントークでは、調査によって見えてきた、美術館に残る使用と改造の痕跡=「かけら」の記録の一部を、豊富な図版とともに紹介します。

イベントは丸木美術館のYouTubeチャンネルにてライブ配信します。お時間になりましたら、こちらからご覧ください。

助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団

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