『ピカドン』(初版オリジナル復刻版)/『ピカドン』とその時代 刊行

「原爆の的確な記録であるばかりでなく、ファンタスティクな魅力をそなえたこの小さな絵本」―大江健三郎(『ヒロシマ・ノート』エピローグより)

1950年、朝鮮戦争勃発後まもない夏、<原爆の図>制作中の丸木夫妻によって編まれた小さな絵本が、研究者の解説冊子とともに当時の姿でよみがえりました。
書籍のご予約はこちらから。もちろん丸木美術館でも販売しています。
◉書籍概要
『ピカドン』(初版オリジナル復刻版)/『ピカドン』とその時代
- 体裁:四六判・並製・『ピカドン』64頁、解説冊子(『ピカドン』とその時代)カラー付録16頁、本文46頁
- 2023年9月10日刊行 琥珀書房 https://kohakubooks.com/all/pikadon/
- 定価:本体1,800円+税(2冊1組、分売不可)
ISBN:978-4-910993-21-8 セットコード
ISBN:978-4-910993-23-2 『ピカドン』(初版オリジナル復刻版)
ISBN:978-4-910993-22-5 『ピカドン』とその時代
◉『ピカドン』(初版オリジナル復刻版)

- 絵・文 丸木位里・赤松俊子(丸木俊)
- 編集:原爆の図丸木美術館
※オリジナル版『ピカドン』(平和を守る会編、ポツダム書店刊、1950年)
◉『ピカドン』とその時代

- 解説:岡村幸宣・小沢節子・鳥羽耕史・鷲谷花・高橋由貴(掲載順)
- カラー口絵付録
(幻灯ピカドン、「原爆の図」展ポスター、「原爆の図」関連木版画)
『ピカドン』とその時代 目次
カラー口絵特別付録
幻灯ピカドン/「原爆の図」展ポスター/「原爆の図」関連木版画
はじめに 岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
『ピカドン』―たぐいまれなる物語 小沢節子(日本近現代史研究者)
『ピカドン』と「原爆の図」全国巡回 岡村幸宣
『ピカドン』という出版物の流通と変遷について 鳥羽耕史(早稲田大学文学学術院教授)
幻灯『ピカドン―広島原爆物語―』について 鷲谷花(大阪国際児童文学振興財団特別専門員)
『ピカドン』と大江健三郎『ヒロシマ・ノート』 高橋由貴(福島大学人間発達文化学類准教授)
2023年10月7日〜2024年1月28日の会期で、原爆の図丸木美術館にて企画展「『ピカドン』とその時代」を予定しています。
雷鳴承 絵本「ピカドン」
—2023年8月6日 下野新聞
原爆描いた絵本初版復刻 折り鶴の再生紙使用 東松山の美術館
―2023年8月23日 讀賣新聞 埼玉版
「ピカドン」初版復刻 丸木夫妻作 被爆の惨状伝える 占領下1950年発行 紙の風合いも忠実に
—2023年9月15日 中國新聞
丸木位里・俊夫妻の絵本『ピカドン』 73年ぶり、初版を復刻 手から手へ、記憶の継承
―2023年10月2日 毎日新聞 夕刊